- 欧米では「独立期」や「魔の2歳児」と呼ばれるイヤイヤ期
- 1歳半から3歳にかけての心もようは「我を張り出す」
- 頭で理解しているつもりでもへこむ、親はどう接すればいい?対処法は?
2歳になったおんせん家の娘ちゃんに「イヤイヤ期」がやってきたようです。
※こちらの記事は岩波書店の育育児典を参考にさせて頂いております。br />
イヤイヤ期は欧米で「独立期」や「魔の2歳児」と呼ばれる
あめ!・あっち!・ぶ~!
こんにちは!おんせんパパです!
さくらんぼママです!
おんせん家の娘ちゃんも2歳になりました
先日産まれた赤ちゃんも順調に成長して毎日が賑やか
お姉ちゃんになったおんせん家の娘ちゃんは世話好きのようで
弟君におくるみをかけてあげたり、横に寝て手をにぎったりしています
二人が並んで寝ていると幸せを感じるね
うん
とてもとても幸せなんだけど、
我が強くなった娘ちゃん
言うことを聞いてくれません
自己主張、頑固、わがまま(笑)
ああ、これがイヤイヤ期かと
娘ちゃんの世話で何かしようとすると「あめ!」
いうことを聞かないだけでなく、近寄ると「あっち!」
さらに、保育園で覚えたと思われる人差し指を交差して「ぶー!」
ちなみに「あめ!」とは「あ段」がまだうまく発音できないので「だめ!(NG)」のことです
「さかな」は「あかな」だよね
そうそう
欧米ではこの時期の子供を「魔の2歳児だ」だって
その表現わかる(笑)
1歳半から3歳にかけての心もようは「我を張り出す」
我が出る、外に向かう
(※育育児典 暮らし 岩波書店 より引用)
1歳半から3歳にかけての「こころのもよう」を鮮やかにいろどるのは「我を張り出す」ということです。
それまで培ってきた自分への意識がかなりはっきりしてきたのでこれからは外の世界に打って出て周囲を支配しそのなかに自分を据えようとし始めているのに違いありません。
とにかく自分のやりたいことはやりとげようとしだします。禁止されたりうまくできないと、よけい意地になってやろうともするでしょう。
引用:我が出る、外に向かう 山田 真 ,毛利子来(2007),育育児典 暮らし, p.254〜255, 岩波書店.
我を張り出す時期か、、、
うん、まさしくそんな感じ
私にも覚えがあるけど、反抗期に入ったってこと?
うん、そう認識していくんだろうけど、育育事典によると、、、ただ、「反抗期に入った」と考えると子どもとの「ずれ」が出ると警告している
ずれ?
うん
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
このような行動を「わがままになった」「反抗期に入った」と理解するのは的はずれ、表面的すぎると思います。
引用:山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.254〜255, 岩波書店.
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
そのようすは、世の価値体系に挑んでいるかのようにも見えます。そうしながら子供は自我と世の中にどう折り合いをつけるか苦闘しているのでしょう。
ですから「言うことをきかない」ことにもそういうものとして対してやりたい。単に「わがままになった」とか「反抗期に入った」とだけ受けとめていては子どもとずれるにちがいないと思います。
引用:言うことをきかない(反抗)山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, P280〜281岩波書店.
じゃあ、どう考えて接すればいいんだろう?
イヤイヤ期の子供にはどう接すればいい?
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
子どもはひとりでに「わがまま」になるのではありません。
また、あらかじめ決められた「反抗する時期」というものがあるわけでもありません。それだけ強い心の動きに突き動かされているのだと思います。
引用:我が出る、外に向かう 山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.254〜255, 岩波書店.
イヤイヤ期や反抗期の時期がきた、と考えるのでなく
「強い心の動きに突き動かされている」から今みたいな行動を起こしている
と、考えてあげる
なるほどね
さらに、育育事典ではこう続いてて
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
子どもはこの時期になると、世の中にはルールがあり親には親の都合があることを知り始めます。
そして同時にその多くが自分の欲求に反することにも気が付きだしています。
これは子どもにとっては大変な事態。言われることに安易に従っていたら自分がやりたいことがすべてできなくなりかねません。
そこでやむなく自分を主張せざるをえなくなっているのです。
引用:我が出る、外に向かう 山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.254〜255, 岩波書店.
こんな「心のもよう」によりそってあげる
「パパやママの言うことを聞いて!」
じゃなく
なぜ、いま嫌がっているのだろう、、と冷静に考えてあげる
娘ちゃんが「突き動かされている強い心」を理解して接するのね
うん
「あめ!」「あっち!」「ぶー!」を分析
娘ちゃんの「あめ!」「あっち!」「ぶー!」にヒントがあるような気がする
あめ!(だめ!)
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
まずは自己決定をさせる。なにをどのようにするか、やめるかやめないか、いつやめるのかといった行為の選択をできるだけ自分の意志で決めさせるのです。
そうするとけっこううまくいくことが多いようです。
たとえば服を着たがらない子どもに2種類の衣服を見せて「どっちにする?」とたずねると「コッチ!」と言ってさっさと着ることがあります。
買い物に行く途中で座り込んでしまったときに「パンを買おうかそれともアイス?」と相談したら急に勢いこんで走りだすこともあるでしょう
引用:言うことをきかない(反抗)山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.280, 岩波書店.
そうね、ママ・パパが言うことにダメって言ってるんだから、自分で決めると納得するのね
「あれとこれどっちがいい?」心理学のダブルバインドみたいね、つい選んじゃうし、自分で決めたことだがら知らず知らずに納得しているという
あっち!
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
自分と他人がそれぞれ別に存在することもわかってくるのですが、その認識もまだ曖昧で、かたくな。
そのためこだわりの強いタイプの子だと、母親がいつも座るところに父親が座ると押しのけたり、茶碗や箸の置き場所がいつもと違うと泣いて怒ったりもしだすでしょう。
ですから、どうして泣き続けるのかわからないときには、こうしたちょっとした周囲の変化が原因になっていることも考えに入れて見た方が良いと思います。
引用:我が出る、外に向かう 山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.255, 岩波書店.
これ、わかるかも(笑)
うん、いつものアンパンマンの食器じゃないと泣きわめいたり、
自分でできることは自分でさせないと怒るもんね
おんせんパパが近づくと「あっち!」って言われるときもあるね(笑)
いま自分のテリトリーに入らないでっていってんのかな?
そんな時は黙って身を引くよ(笑)
ぶー!
嫌っていってるのに無理やりしてると、最終的に「ぶー!」になるよね
そう
人差し指を交差してね(笑)
体中でイヤイヤを表現してる(笑)
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
激しく抵抗して手がつけられない場合には、よほど自分の思うとおりにしたいんでしょう。そう見てとれたら事情が許すかぎり親のほうが負けてやること、そのかわり子どもには責任を持たせたらどうでしょう。
引用:言うことをきかない(反抗)山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.281, 岩波書店.
※育育辞典 暮らし 岩波書店 より引用
しかし、その様子をみていると、ただ「我を張り出す」だけでもなさそうです。性質にもよるけれどもどこかでいっとき、手を引いたり、あきらめたりしています。
どうやら子どもは我を押し出しながら、世の中と自分との折り合いを模索している。そこにはこの時期の子どもの「自我の確立」への苦闘さえみてとれます。
そのためでしょうか、欧米ではこの時期を「独立期」と呼ぶようになっています。
引用:我が出る、外に向かう山田 真 ,毛利子来(2007),育育辞典 暮らし, p.254, 岩波書店.
おんせんパパの今回のポイント!
そもそもおんせんパパが悩んでるので、偉そうにおんせんパパのポイントなんてまとめられませんが、以下を試してみます
- 言うことをきかない時はどっちにする?(ダブルバインド)
- どうして泣いているのかわからない時は、いつもと違う部分や環境の変化を考える
- 激しくていこうする時は、事情が許すかぎり親が負ける、そのかわり子どもに責任をもたせてみる
そして考え方として、イヤイヤ期が来たのではなく、娘ちゃんはいま、世の中と自分との折り合いを模索し、「自我の確立」への苦闘しているとよりそってあげる
なんだかすごい文章
うん、娘ちゃんの頭のなか、いま大変なんだよ
そうだね、私達が理解してあげなきゃ
この前、中学生の長男から3人の子どもがいる友だちに
「最近、うちの娘ちゃんが言うことを聞いてくれないんだぁ〜」って相談たら
その友達曰く「これからどんどん思いどおりにならなくなるよ」だって
子育ての先輩であるその友達は、すでにイヤイヤ期をクリアしてもっと高いハードルを越えようとしてるんだね
うん、中学生の反抗期か、、手ごわそう
まだまだ子育て始まったばかりだね
うん、頑張ろう!
いつもご訪問くださいましてありがとうございます!
※こちらの記事は岩波書店の育育事典を参考にさせて頂いております。
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